【創志コース】キャリア講演会
2022/09/08
こんにちは。創志コース2年のA.Sです。創志コースの行事であるキャリア講演会の様子をご報告します。
9月7日(水)の4時間目に創志コースのキャリア講演会が実施されました。石巻専修大学から浅沼大樹先生をお招きして講演をしていただきました。テーマは「勉強することの意味を勉強する」。
私は今まで勉強する意味が不明なまま生きてきました。大体「あー、将来使う為なんだろなー」ぐらいにしか思っていませんでした。ずっとそう教えられてきたからです。このテーマを聞いたときも「あー、はいはい。どうせ大人になって困らないようにでしょ」と思っていました。その考えを改めさせるような講演を浅沼先生はしてくれました。
演題「勉強する意味を勉強する」
浅沼先生が教室に入ってきたとき、思っていたより若年で拍子抜けしました。「勉強することの意味」というテーマなものだからふっかいお話をしそうなご年配の講師をイメージしていました。講演が始まって最初の話題は「なぜ数学を勉強するのか」でした。浅沼先生は「数学の三平方の定理なんて大人になっても使わないでしょ。足し算引き算ができていればいい」とおっしゃいました。確かに!!!大人じゃないからまだ分からないけど、社会人になって三平方の定理も今私たちがやっているベクトルも使わない気がする!(全数学の先生に土下座)受験のためだと言っても、いい大学に行って、一流企業に就職しても幸せとは限らないと浅沼先生は話してくれました。ではなぜ勉強するのか。
それは「偶然が引き寄せる世界線を渡り歩くため」。これを聞いたとき頭の中が???で埋まりました。一体どういうことなのか。
偶然が引き寄せる世界線を渡り歩くため!勉強する
浅沼先生は自らの経験談を交えながら教えてくれました。浅沼先生はゼミに行ったときに出会った先生に憧れて教授を目指したそう。そのゼミに行った理由は同期が行ったから、つまり偶然の出会いで人生が変わったということ。偶然で人生が決まってくるからこそ勉強しなきゃいけない。そう浅沼先生は私たちに説きました。知識がないとその偶然での大切な選択も失敗してしまう。このお話を聞いたとき、そういうことか!となりました。今まで聞いてきた勉強することの意味で一番納得できました。私も確かに今志望している大学も偶然の出会いがなければ視野にも入れていませんでした。
浅沼先生はドラッカーの『マネジメント』から、_成長には準備が必要である…_という言葉を提示しました。準備しておかなければ、機会は去り、他所へ行く。いつ人生のターニングポイントが来るかわからないから準備(勉強)しておく。今までの勉強は受験のためと思って勉強していたのでどこか窮屈に感じていました。これからの勉強は自分のいつかの偶然のため、いつかの人生のターニングポイントのため!と考えて勉強します。そう思ったら勉強への抵抗感が減少しました。
今回のキャリア講演会がなければ私はずっとなんとなく勉強をしていたでしょう。これも偶然の出会い!浅沼先生の持論でも私の心に響きました。三年生になる前にこの講演を聞けて良かったです。
みんな必死にメモを取っています