【創志コース】第8回キャリア講演会を実施しました
2023/02/09
2月8日(水)に第8回創志コースキャリア講演会が開催されました。今回は河北新報社防災・教育室より末永智弘先生をお招きし,「新聞と分かりやすい文章の書き方」について講演していただきました。
私たちにとって身近な情報源はスマートフォン,本,テレビ,新聞,ラジオ・・・等他にもあります。これら情報源の中から「情報を得るために活用している物はいくつあるか」と聞かれたとき,多くの高校生が「スマホ,本」と答えるでしょう。高校生にとって,少し遠い存在となっている新聞についての講演です。「新聞にはどんな役割があるのか」,「新聞の読み方」,「わかりやすい文章の構成と書き方」をご教授いただきました。
あなたは新聞派?ネットニュース派?
日頃,私たちはネットニュースやYouTubeからたくさんの情報を得ています。ネットニュースはどの会社が取材し,情報を提供しているのか不明であること,個人の感想を自由に書き込めるYouTubeは主観的であることから情報の正確さが乏しいと教えてもらいました。一方,新聞は公的機関の情報が多く掲載されており,社会で起きている様々な出来事を正確に発信しています。新聞記者は必ず裏を取り,確実な情報を提供しているそうです。紙媒体である新聞は,どの新聞会社が作成しているのか一目でわかります。新聞は提供している人,会社が即座に分かる。そして信頼と確実な情報を得ることができる。この二つが新聞の利点だと知ることができました。
新聞の読み方は逆Z!
次いで新聞の読み方には規則性があることがわかりました。マンガも新聞も流れは同じで上から左,そして右下に視線が誘導されるように作られているそうです。つまり,逆のZの文字に読むことが一般的であるということ。さらに見出しと第一,第二段落を読むだけで社会の動きをある程度把握することができ,また5分ほどで全体の記事をチェックすることができます。新聞のページは,序盤に政治,国際ニュース,経済が掲載してあり,堅いイメージがありますが,終盤に世の中の動き,事件,テレビ欄を持ってくることで,読み手に飽きさせない工夫を凝らしているそうです。
わかりやすい文章の書き方や構成は新聞から学ぶことができます。教えていただいたのは,「句読点を意識すること」,「順番を意識すること」,「三つのヤマをつくること」です。ちょっとしたテクニックを使うことで,読み手に伝わりやすい文章を作成することができると学びました。文章作成は小論文や自分の進学したい大学の志望動機を書く時にも役立つと思います。型にあてはめず自分自身の考えを文章として書き起こせるととても力になると思います。
私はこの講演を聞いて,新聞は読み手がいないと活かすことが出来ないと感じました。これからはわずかな時間でも新聞を読むように心がけていきたいです。
創志コース2年K組 M.S